第7回全国学生演劇祭開催に向けて

 2021年度の第7回ではついに九州に初上陸、福岡市内の2つの劇場で開催します。複数会場での開催は全国学生演劇祭史上初めてのことです。ぽん会場では日本一の学生劇団を決めるいつもの学生演劇祭を、ももち会場では出場者を広く公募し、見たことのない学生演劇祭を開催。九州だけでなく全国各地から演劇を志す若者の集結する、まさに祭典となることを目指します。

 福岡という土地は、地方中心都市として九州を牽引する存在であり、大企業や先進的企業の多く集まる場所ではあるものの、商業の街という側面が強く、文化芸術への関心度は高くありません。こと演劇分野は地域政策においても重要視されにくく、支援・注目が集まっておらず、少なくない活動者数・団体数のわりに盛り上がりに欠けているのが現状です。今後この土地の演劇文化を担っていくであろう若者、特に学生の活動は年々縮小の一途をたどっており、各大学の演劇部入部者数も減少しているほか、部活動外に劇団を結成して活動する者は片手で数えきれるほどになっています。
 2020年から世界中を苦しめるコロナウイルスによって、今もなお多くの演劇人が活動の場を失っています。特に学生は大学構内への立入禁止やサークル活動禁止といった制約を受け、満足に活動のできていない学生演劇人が、九州内に限らず日本中に多くいます 。第6回全国学生演劇祭も多大な影響を受け、初の北海道上陸を見送り、オンラインでの開催となりました。

 このような状況下であっても、学生の表現の灯火が潰えていないことを知っています。そしてその炎は、この演劇祭をきっかけとしてより強く燃え上がると信じています。2会場での開催となり、いままでよりも多くの人がこのイベントに携わることでしょう。学生に限らず、地域の方々、大人たち、さまざまな人を巻き込みます。この熱が劇場を飛び出して、街へ、福岡へ、九州へ、そして全国へと広がっていくよう、力の限りを尽くします。
 多くの演劇作品が、多くの人が一度この福岡に集えば、きっと何かが変わります。

 演劇が全国の学生・若者の横の糸を、また世代を超えた縦の糸をつないでくれると信じて、さらには観客、市民へ広がっていくことを期待して、札幌からバトンを引き継ぎます。

第7回全国学生演劇祭 実行委員長
加茂慶太郎


全国学生演劇祭とは

 全国学生演劇祭とは、2015年より始まった、青少年育成・地方文化の発展、そして全国的な学生演劇ネットワークの構築を目的とする学生演劇の祭典です。各地域(2020年度は、札幌・東京・名古屋・京都・四国・福岡の6地域開催)の学生演劇祭で推薦を受けた学生劇団が同じ舞台に立ち、いま・ここにしかない『学生演劇祭』を形づくります。ここでは、観客と審査員の評価をもとに日本一の学生劇団を決めるだけでなく、学生同士が互いに刺激し高め合うことを目指します。
 2014年度のプレ開催から数えると、全国各地から延べ300団体、2500人以上の演劇を志す若者が関わってきました。大学卒業後も活動を続け作品を発表している出場団体も多くあります。会場も、京都にはじまり、19年度の第5回目以降は名古屋、札幌と開催地を移し、より広範に学生劇団の交流の根を広げています。

過去の公演情報はこちら

システム(第6回まで)

各地の学生演劇祭から推薦団体が集い上演を行う。観客、また審査員によって賞を決定する。参加資格、上演基準、賞については以下の通りとする。


参加資格

A 団体
• 全国学生演劇祭実行委員会の認可を受けた学生演劇祭からの推薦団体である。
• 学生が中心となっている。
• 日本を活動拠点としている。

B 学生演劇祭
• 全国学生演劇祭実行委員会の認可を受けた学生演劇祭である。
• 各地の学生演劇祭につき1団体、全国への参加枠が与えられる。また、全国学生演劇祭の開催地に関しては追加で1枠、前年度に大賞を取った地域も追加で1枠与えられることとする。(複数枠を使用するかは各地域で選択出来る)
• 原則、 全国学生演劇祭が開催される同一年度の、4月~11月までに演劇祭が行なわれていること。
• 各地の第一回開催に関しては、開催期間などの条件を緩和することが出来る。

【上演基準】

• 脚本は、推薦されたときのものを推奨する。
• 既成脚本を使用する場合及び既成脚本を脚色、潤色、翻案、構成した上で上演する場合は、必ず著作権者の上演許可を得ていることを上演の条件とする。
• 上演時間は45分以内、場面転換時間(前後の団体の場面転換と併せて)は10分程度とする。
規定時間を超過した場合、ペナルティとして、観客投票の平均点から減点します。(各ステージ1分超過ごとに、平均点から0,1ポイント減点。上演時間45分59秒は減点なし)

【贈賞】

《審査員賞》
審査員の協議により最大3団体まで選出されます。
第6回全国学生演劇祭では「最優秀賞」と「優秀賞」が選出されました。


《観客投票》

来場していただいた皆様の投票によって、1位〜3位が選出されます。
※ブロック内すべての上演をご覧いただいた方にのみ投票権があります。

《大賞》
審査員賞と観客投票の結果により賞を決定します。
第6回全国学生演劇祭では、審査員による最優秀賞と、観客投票の1位の両方を獲得した団体に、大賞が贈られました。

《副賞》
受賞団体を推薦した学生演劇祭に、次年度の全国学生演劇祭出場枠が一枠追加されます。
(該当団体がない場合は、審査員による最優秀賞に副賞が与えられます) 

 

2021 全国学生演劇祭 
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう!