福岡学生演劇祭、小屋入り中!

2021年09月24日

(9/24(金)映像撮影小屋入り・仕込み中の様子)


こんにちは、福岡学生演劇祭2021実行委員長の沢見です。

いよいよ明日から上演映像の撮影日、という夜にこのコラムを書いています。
8月の通常開催を見送ったあと、ずっと苦しい毎日でした。ここに書くことではないかもしれませんが、実行委員のミーティングや、出場辞退の団体との面談の前は、毎回しくしく泣いていました。
もう諦めようと何度思ったか。もちろん、私だけではなくて、他の実行委員や出場団体のみなさんも苦しい日々を送っていたはずです。隣で一緒にその苦しみを乗り越えたかったけれど、画面越しだと、やっぱり寂しいですね。

この時代、「諦める」ことが常に求められます。
お出かけできないのは仕方ない、外食できないのは仕方ない、稽古場が使えないのは仕方ない、学校に行けないのは仕方ない、お客さんを入れられないのは仕方ない、劇場が使えないのは仕方ない、対面でミーティングできないのは仕方ない、打ち上げできないのは仕方ない、演劇できないのは仕方ない......。
そうやっていくつもの「仕方ない」を繰り返して、私たちは諦めることに慣れてしまっています。
「それでも、演劇祭を諦められないのは、どうしてだろう?」
その理由はきっと、演劇祭に関わってくれるすべての人たちそれぞれの心の中にあるのだと思います。

私は、そのすべての灯を消したくありません。
だから、演劇祭をやります。
......あんまり上手に言葉を紡げないので、素敵な実行委員たちのコメントを紹介してこのコラムを締めます。

いまの気持ち(といってもみんなからコメントいただいた8月末時点なんですが......すみません)とか、好きなお菓子とかを書いてもらいました、みんなかわいいね。

みんなで、演劇祭、やるぞ!!


◆これは本当は良くないことなんですけど、学部二年生の時に授業に行こうと思って自転車に乗って、漕ぎ始めたその瞬間に「無理だ」と思ったので、そのまま近所の、自転車で一分もかからないくらいのところにあったパン屋さんに行ったことがあります。二階のカフェスペースで熱いコーヒーと、当時ハマっていたハニーなんとかっていうパンを食べました。はちみつがじゅわりとして、確か五月とかで、すがすがしく差し込む陽日がパン屋さんの窓枠の外っちょの大きな木の緑に反射して、コーヒーは時間が経つと酸っぱくなるからあんまりおいしくなくて、授業が終わっていきました。風は吹いていないようでした。なんにも特別なことはないけれど、時々、そのときの、日差しに透ける葉っぱの色を思い出します。


◆暑さとか雨とかコロナとかで嫌〜な日々が続いてますね。無理矢理前を向くのではなく、落ち着いてみるのも大事です。私はマックのハワイアンパンケーキを食べると幸せな気持ちになれます。なぜならマックグリドルが好きなので。


◆いよいよ福岡学生演劇祭の本番を迎えるぞとなった8月の頭、なんとか開催に向けて話を進める21時。福岡市の稽古場が閉まる連絡が入った。
「あー、これまでの積立が」「通常開催に向けて話を固めるための20時からこれまでの時間が」
と色々崩されたのだが、蓋を開けてみると大雨降るわ、感染者が1000人超えるわで、とても開催できたもんじゃないなと思うお盆。悪魔にでも愛されたのかなと思っちゃう。
今はただ、審査に向けて、できることをするしかない。実行委員としてもギムはやとしても。頑張る。


◆いなほ焼き、という饅頭が好きで、見かけては中学生くらいからよく食べています。饅頭というよりは、お好み焼きの回転焼きバージョンの感覚なので、ふわもちのお好み焼き(ミニ)みたいな感じです。チーズなどのトッピングも豊富なので見かけた時はぜひ買ってみてください、懐かしい気持ちになります。たぶん。


◆夏休み、よく映画を見ます。
映画の中の人たちがマスクしてないのを見て、「えっ大丈夫!?」って一瞬思っちゃいます。
もうしばらくしたらみんなマスクしたままの映画とか出てくるんですかね?
それはそれで面白そうなものになりそうですね。


◆今回で私自身が出演する予定だった演劇が、延期又は中止となるのは4回目となります。もう延期には慣れたと思っていましたが、しっかり落ち込みました。けどまぁ別の形で福岡学生演劇祭は絶対に行われますから!明るくいこうと思います!好きなお菓子はハッピーターンです


◆福岡学生演劇祭実行委員の下沖です。「とぴ」と呼ばれています。
このあだ名は、同じく実行委員の加茂からつけてもらったものです。由来は私の下の名前で、「ゆうと」→「ユートピア」、短くして「とぴ」というふうです。
呼び名には関係性がよく表れると感じます。周囲との距離を縮めるのが苦手だった私は、名字で呼ばれることが多かったように思います。下の名前で呼んでもらいたいのに、もっと親しくなりたいのにどうすればいいのか分からないので、周囲の友人が名前で呼ばれているのを聞きながら悶々と過ごす高校時代でした。今となってはもはや下の名前で呼ばれると何だか恥ずかしく、むずがゆい気持ちになります。
そんななか、私のことを「とぴ」と呼んでくれる実行委員会のメンバーはとてもありがたい存在です。
名字ほどよそよそしくなく、かといってむずがゆくなる下の名前でもないこのあだ名で、私のことを呼んでくれます。私は、このお気に入りのあだ名と一緒にしばらく演劇活動をしようと思います。
お目にかかることがあればぜひ呼んでください。私は「とぴ」と呼ばれています。


◆どうも、実行委員最年少です(したり顔)。正確には同級生あと2人いるけどその中でも、ってこと。去年学生祭に出場して、色んな人と繋がれました。その感動が今の原動力です。頑張ります。


福岡学生演劇祭 延期開催概要

10/3(日)12:00〜10/17(日) 上演映像配信期間① 観客採点期間

  観客採点…1ブロック(2〜3団体)の上演をすべてご覧になった方に採点していただきます。

  観客採点の平均点が最も高い団体が「観客賞」を受賞します!


  審査…審査員4名により上演映像を審査。特に優れた作品・団体へ審査員賞が贈られます。

  審査員…江上賢一郎 氏(福岡アジア美術館勤務 九州産業大学非常勤講師)
      永山智行 氏(劇団こふく劇場 劇作家・演出家)
      宮園瑠衣子 氏(劇作家)
      横山祐香里 氏(万能グローブ ガラパゴスダイナモス 俳優)


  観客採点と審査により、大賞=全国学生演劇祭への推薦団体が決まります!


10/18(月)〜10/24(日) 上演映像配信期間②


配信チケットは9月末より販売開始予定!
お楽しみに!

2021 全国学生演劇祭 
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